新しいことに抵抗が少ない性格です(むしろ積極的かも知れない)

私は、新しいことに抵抗が少ない方の性格だと思います。

事務所でpaypayの支払を可能にしましたが、これは、バーコード決済の利用が世の中に増えている傾向があることと、チャージ(入金)して使うのでクレジットカードのような負債を増やすものではないことを考慮して可能にしてみました。しかし、今のところ、利用の申出は1件もありません(苦笑)。

コロナ禍の中でリモート(TEAMSなど)の利用が増え、これからの時代はリモートで相談を受ける時代だろうと考え、その場合に相談料等をどうやっていただいたらいいのかと考えて、バーコード決済を採用したわけです。

このように、私は、結構新しいものにチャレンジしたい性格というか、新しいことに抵抗が少ない性格だと思います。むしろ積極的かも知れません。

好奇心が強いので、仕事に関係ないことでもいろいろ知りたがるのです。でも、実は、そういった知識が弁護士の仕事に役立つことも多いです。弁護士の仕事は多岐にわたる事件を扱うので、偶然知っている知識がとても役立つことがよくあります。また、その知識やその基礎の考え方などを応用して他のケースに適用してみることが有効なこともあります。

また、法律、特に企業や経済に関わる法律やその運用指針は、とても頻繁に変更されます。私は大学で会社法や金融商品取引法、経営法務(独占禁止法、下請法や個人情報保護法、知財関係法、不正競争防止法などなど広範囲に広く浅く)を教えていますが、これらの法令は頻繁に変更されます。歳を取るとそういう法律の改正についていけなくて、古い法律規定を引用してくるようなケースも見ますが、私は幸いにも、好奇心が強いのと新しいことに抵抗が少ないのと、実際に学生に日々変更される法律や運用指針の最新の知識を提供しなければならない立場から、近年の民法改正から個人情報保護法の改正などをフォローできています(大学で教えるためには上っ面だけの浅い理解ではちゃんと教えられないので、かなり深く研究することになります)。また、AIなどの最新の技術などの動向などにも興味を持っています。知らない分野の研修等を受けるのも好きです。交通事故における高次脳機能障害のケースでもその分野の専門の医師の検査を依頼者に受けてもらって意見書をもらう等してこの比較的新しい分野で正当に後遺障害が認められるように努力しています。新しい分野や社会の変化など正解がまだ分からない中で正当な利益が認められるように努力することはとても大切ですし、果敢に挑んでいかなければならないと思います。

法律の分野は、保守的で変更を嫌うような人が多い傾向があると思われるかも知れませんが、むしろ日々の変更についていかなければどんどん置いて行かれてしまうと思います。

事件の相談を受けて分からない知識があるときは、それを知っている依頼者や相談者自身に遠慮なく質問して教えてもらって、それを取っかかりにして調査を進めて理解を深めます。弁護士になった最初のときから、先輩や師に教えていただいた姿勢です。知ったかぶりをする弁護士はダメだと思います。ですから、分からないことを率直に質問する弁護士は、むしろ信頼できると思ってください。

私自身も常に最新の知識を幅広く保持しようと努めていますし、分からないことは率直に質問したり調べたりします。

それはそうとして、paypayは少し早すぎたかも知れないと反省もしています。1件も利用がありませんし、どうしたものか思案中です。新しいものに抵抗がないのはいいと思いますが、対応が早すぎるのも良くないかも知れないですね。

大槻経営法律事務所

〒460-0002
名古屋市中区丸の内2丁目20番2号
オアシス丸の内NORTH8階
9:30~17:30(但し、予約時間は土日も含めて時間外も応談)