大槻先生は、当社があきらめない限りは最後までやってくださいます。

株式会社インテルグロー 取締役 牧 睦人 様にインタビューをいたしました。

御社はどんなビジネスをしているか、教えてもらえるでしょうか?

建設資材の卸売り及び施工をしています。業態的には卸売業に分類されるのですが、実態は建設業になっています。トイレやキッチン、洗面所の商品を仕入れるだけではなく、その据え付け工事まで行っています。タイルやバスタブ等のオリジナル製品も扱っています。

大槻先生と顧問契約が始まった経緯を教えてください。

大槻先生との出会いは、20年以上前です。

当時、当社と同じ業態の株式会社コムラという会社がありました。当社にとって、競合他社にあたる会社でした。しかし、株式会社コムラの経営が成り立たなくなってきたため、株式会社コムラが総代理店を務めていた大手メーカーの協力のもと、「和議」という今でいう民事再生を申し立てることになりました。その時に、株式会社コムラの後ろ盾としてバックアップしたのが、当社でした。最終的に、当社が株式会社コムラを吸収合併しました。

このような経緯があったのですが、その「和議」を成立させるために、株式会社コムラ側の弁護士として尽力されたのが、大槻先生でした。そのころは、大槻先生は非常に若かったんですよ。20年前ですからね(笑)

実はその当時、私はコムラ側の人間でした。当時、「和議」という混乱の中、事務処理や窓口などをすべて受け持っていたのですが、その時に代理人弁護士として大槻先生に助けていただいたんです。

「和議」というのは、今の「民事再生」ではあるのですが、なかなか成立しない大変難易度の高い制度でした。「和議」に挑戦しても、合併などの目的を達成できずに終わる確率のほうがはるかに高かったんです。このようなことでは経済活動が沈んでしまうということで、後々「和議」を簡略化した、「民事再生」という制度ができたようです。

当時、大槻先生が代理人弁護士として、そのような大変難しい「和議」の成立にご尽力いただけたので、当社の今があるわけです。

「和議」の成立まで1年以上かかったのですが、その期間ご一緒することで、大槻先生が本当に親身になって、クライアントの身になってどんな小さなことでも対応してくれる方だとわかりました。また、当然、実力のある方だということが「和議」の成立で分かりました。何しろ難しい制度ですから。

「和議」成立後、社長が「ここで大槻先生との縁を切るのは、企業として得策ではない」と発言して、大槻先生に、当社インテルグローの顧問弁護士をお願いすることになりました。それから20年以上のお付き合いです。

大槻先生にはどういった相談をすることが多いですか?

一番多い相談は、債権回収です。当社は建設業なので、掛けで売ったものについて、回収に問題が生じることが多く起こります。そういった債権回収について私たちが先方の社長と話しをしてもらちが明かないときに、先生に法的対応をお願いしています。今までかなり先生にお願いしていますが、9割がたが回収できています。大槻先生には、当社があきらめない限りは最後までやっていただけます。大槻先生には豊富な経験がありますので、先方に対して言うべきことをきちっと言っていただけます。先生が出てくると、やっぱり先方の対応が変わりますね。

あとは、契約書のチェックも頻繁にお願いしています。通常であればなかなか聞きづらいような簡単な覚書のチェックについても気楽に相談できます。覚書の場合は、基本的には見たらすぐに校正して返してくださいます。すごく速いですよ。「何かあれば大槻先生に」となっています。

大槻先生の良いところはどんなところですか?

「俺は先生だ」というような顔を全然しないところです。20年くらい前は、先生は自転車で名古屋の三の丸の裁判所まで通っていたと聞いています。本当に地元に密着して親身になっているなということを、ひしひしと感じています。

6年くらい前に、当社はジャスダックの上場企業の100%子会社になりました。親会社が契約している弁護士先生が東京にたくさんいるのですが、それでも「地元名古屋においては、大槻先生という存在を欠かすわけにはいかない」ということで、引き続き大槻先生に顧問をお願いしています。それくらい当社としては信頼を置いている先生です。

また、クレーム対応についても大変頼りになります。当社は建設業なので、エンドユーザーである個人のお客様からのクレームをいただくことがあります。営業のトップにもどうすることもできない場合は、大槻先生に対応の仕方を指導していただくことがあります。

大槻先生のおっしゃったことを念頭に置いて対応すると、スムーズに解決に向かいます。先日、大槻先生の能力にあらためて驚いた出来事がありました。

わりと最近の話ですが、建設現場の近隣の人からある理由でクレームがありました。いろいろな状況を踏まえて、私は「これはお金目当てのクレームのようだ。お金を払うしかないのか。」と考えていました。しかし、大槻先生にご相談し、私とその人の会話を録音したものを聞いていただきましたら「これは、お金の問題ではない可能性があります。何度も足を運んで、本当の目的をつかむべきではないですか。」と。

私は、正直大槻先生のおっしゃることについては半信半疑のところがあったのですが、結果として金銭目的ではなく、誠心誠意の謝罪を望んでいただけで、一銭も払わず解決することができました。

さすが、経験のある弁護士先生の見識だなと思いました。あのとき私が焦って目的を見誤っていたら、かえってその人をさらに怒らせてしまってそれこそ大変なことになっていた可能性があります。先生の指導を受けたうえでじっくりと対応したことで全て解決することができました。

大槻先生をどんな方にお勧めしますか?

企業で、本当に法務に困っているところにお勧めします。会社の経営者の方で、「腹を割って話したい」「親身になって相談にのってほしい」「気持ちの入った回答をきちっといただきたい」という方にはぴったりだと思います。ビジネスライク的ではないところで、親身になって対応いただいていることを、大槻先生からはひしひしと感じられますので。

大槻先生は、企業法務に関しての知識が豊富ですし、何を聞いても対応できる経験があると思います。中小企業診断士の資格もお持ちですし、会社経営をする上でどんな問題が起こるか、それに対してどうすべきかをよくわかっています。どんな困ったことが起こっても、対応してくれると思います。

個人的にも相談することがあるんです。悩んでいる社員を紹介したこともありました。親身に対応いただき、全て解決していただきました。

今後の大槻先生への期待があれば教えてください

大槻先生の対応については何も不満はありません。変わらず末永くずっと今のままやっていただきたいです。